金属サイディングは超優秀!メリット5選

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金属サイディングとは、金属を材料としている外壁材のことです。

今回の記事では金属サイディングの特徴やメリット、デメリット、価格などについてお伝えしていきます。また金属サイディングよりも普及している窯業系サイディングとの比較もしていますので、金属サイディングと窯業系サイディングのどちらを使うかで迷っている方も必見です!

金属サイディングとは、アルミやスチール、ガルバリウム鋼板などを使用した金属製のサイディング素材のことです。腐食や耐久性に強いという特徴がありますが、金属の素材などによって耐久性や強度などに差があります。

近年住宅の外壁に使用される金属サイディングは、主にガルバリウム鋼板が使われている金属サイディングです。ガルバリウム鋼板の金属サイディングは耐久性に優れ、耐用年数が多いため人気があります。

ただし金属を使用しているため見た目がメタリックになりがちで、デザインの幅も窯業系サイディングに比べて狭いです。

また価格もやや高いので、金属サイディングを使う人はまだそれほど多くありません。

軽量

金属サイディングは他の外壁材に比べると軽量です。

そのため地震などの振動によるダメージが少なく、地震などの振動で外壁が破損しにくいというメリットがあります。

リフォームの際には重ね張り工法ができるのも、重量が軽い金属サイディングならではの特徴です。

また軽量のため工事作業がしやすく、モルタルの外壁工事や窯業系サイディングの工事に比べて工期が短くなるというメリットも。

また建物にかかる負担も少なくなるので、建材の劣化が進みにくくなります。

断熱性

金属サイディングには断熱材が組み込まれているため、断熱性に優れているという特徴があります。また金属サイディングと室内との間に「胴縁(どうふち)」という隙間を作るため、断熱効果がより高まるというメリットも。

暖房や冷房の効率を上げたい場合は、金属サイディングを採用することで室内の温度を効果的に保つ効果が期待できます。凍害にも強いので、寒い地方で暖房効率を上げたい場合に適した外壁材です。

耐震性

金属サイディングは耐震性にも優れている素材です。金属サイディングの重さは、窯業系サイディングの4分の1、モルタル外壁の10分の1の重さと非常に軽い素材です。

そのため、建物の柱やはり等の躯体にかかる負荷が少なく済み、地震による影響が受けにくくなります。また、金属サイディングは地震が起きると柔軟に対応するという特徴もあります。

そのため、脱落にも強く、ひび割れの心配もいらないのです。

ひび割れに強い金属サイディングはモルタルなどの外壁塗装に比べて、ひび割れを起こしにくいという特徴があります。

モルタルなどはひび割れを起こすと修繕する必要がありますが、金属サイディングはひび割れを含めて破損しにくいので修繕の機会が減るというメリットがあります。

ただしひっかき傷や一部に強い衝撃を受けると破損しやすく、破損した箇所から錆が始まるというデメリットもあるため注意が必要です。

防音性

金属サイディングをカバー工法で施工した場合は、外壁が二重構造となるため防音性が高まるというメリットがあります。

カバー工法とは、古い外壁の上に金属サイディングを貼り付ける工法のこと。カバー工法は金属系サイディング以外では一部の窯業系サイディングでしかできない施工方法です。

楽器などの音漏れを防ぎたい場合に適した工法となります。

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