「金属サイディングって、具体的にはどんな外壁材なの?」

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この記事では、金属サイディングの概要を知りたい方に向けて、金属サイディングメリットをご紹介します。メリット1. 施工がしやすい金属サイディングは、窯業系サイディングやモルタルといったほかの外壁材よりも軽量で加工性に優れているため、施工がしやすい特徴があります。そのため、工期も短く、工事にかかるコストを抑えられます。

外壁リフォームの工法のひとつに、金属サイディングを使ったカバー工法があります。

これは、古い外壁の上に金属サイディングを重ね張りして仕上げる工法です。

既存の外壁材を剥がしてから新しい外壁材を設置する通常の張り替え工法よりも、リフォーム費用がかかりません。

メリット2.

耐震性に優れている金属サイディングは、窯業系サイディングの1/4、モルタルの1/10の重さしかありません。軽量であるために建物の構造体への負担が少なく、地震による振動の影響を受けにくいというメリットもあります。

メリット3.

断熱性に優れている金属サイディングでは、裏打ちに断熱材が使用されている製品が多く、熱を逃しやすいモルタルはもちろん、厚みがほとんど変わらない窯業系サイディングやALCよりも、圧倒的に熱伝導率が低いという特徴があります。

既存の外壁材の上に金属サイディングを重ね張りするカバー工法では、「通気胴縁」の取り付けによって、既存外壁と金属サイディングのあいだに空気層が形成され、より断熱効果を高めることができます。断熱材と空気層の2つの効果によって、外気温の影響を受けにくく、室内を一定の温度に保てます。冷暖房効率が上がり、省エネ効果も期待できるでしょう。

メリット4.

防音性に優れている断熱材が一体となった金属サイディングは、断熱だけでなく遮音効果も期待できます。さらに、金属サイディングを使ったカバー工法(重ね張り)を行うことで、外壁が二重構造になり、より防音性を高められるでしょう。小さな子供や、ピアノやエレクトーンなどを習っている子供がいる家庭になど、近隣への音漏れが気になる場合におすすめです。

メリット5.

凍害に強い金属サイディングは、窯業系サイディングに比べて凍害に強く、寒冷地の建物に使用されることが多い外壁材です。凍害とは、外壁材の塗膜の経年劣化で外壁材内部に雨水が入り込み、冬場になって凍結することで起こる被害です。

水分が凍結によって膨張し、それに耐えきれなくなった外壁がひび割れを起こしてしまいます。また、寒暖差によって凍結・膨張・融解を繰り返すことで、外壁材が剥がれていき、保護を失った建物の構造体に腐食や劣化を招きます。金属サイディングは、その性質上、外壁内部に水滴が侵入しづらくなっています。

そのため、寒冷地でも凍害によるひび割れやスケーリングが起こりにくいというメリットがあります。

メリット6.

強度が高くひび割れしにくい金属サイディングは強度が高いため、モルタルなどに比べてひび割れなどの破損を起こしにくい外壁材です。そのため、補修工事をする機会が少なく、メンテナンス周期が長いというメリットがあります。長期的な目で見て、外壁にかかるメンテナンスコストを抑えられます。

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